8月25日は、私のタップダンスの師匠・宅原浩一先生の命日でした。
8月25日は、私のタップダンスの師匠・宅原浩一先生の命日でした。
宅原先生に出会えていなかったら、間違いなく私はタップダンスをしていなかったと思います。
先生と出会ったのは35年前。
ある日、先生から
「舞台出てくれへんか?」
「吉野ちゃんはタップせんでええから、ジャズシューズで真ん中で回ったりしてくれたらええねん。」
そんな言葉をいただきました。
もちろん、そんなわけにはいかず(笑)。
タップ好きの先輩方からは冷たい視線を浴びながら、先生からタップの手ほどきを受けました。
先生と出た最後の舞台では、
「ジャズは踊ってないんか?
もったいない。
吉野ちゃんはジャズの人やからなぁ。」
と言われました。
その時は正直ショックでした。
でも今思えば、先生と出会った頃の自分に戻っていたのかな……と、なんだか感慨深くも感じます。
当時、宅原門下の姉弟子にあたる先輩から、
「なんか最近、宅原先生が可愛がってる男の子がおるらしいねんけど……まさか……おまえちゃうやろうな!!」
なんて、キョーレツな言葉をいただいたことも(笑)。
昔も今も空気を読めない私は、どうやら周りからはあまり好かれていなかったんだなと、今になって理解しました(笑)。
そして、2度も破門されたにもかかわらず、先生は
「吉野ちゃんがやったらええねん。」
と、KEEP ON RHYTHMを任せてくださいました。
先生とのラストステージ。
その後、石橋にあるレンタルスタジオで、2人で何度もタップシューズを履いた時間も、今でも大切な思い出です。
先生からすれば、私はまだまだ小僧。
先生と出会って35年が経った今も、まだまだタップダンス勉強中です。
朝、先生と母に手を合わせてから、1日タップダンスと向き合うことができました。
先生からいただいた、タップダンサーとしての人生。
その人生を、これからもまだまだ生きていきたいと思います。
だんだんと妖怪のようなダンスになりつつありますが(笑)、
今日もタップダンスと向き合えることに感謝して、踏んでいきたいと思います。
宅原先生、ありがとうございます。
これからも、よろしくお願いします。
タップダンサー 吉野寧浩

